PP加工の自作は大変!種類ごとの特徴と参考の値段

しまうま出版のオプション「PP加工」についてご案内します。
しまうま出版デザイナー

しまうま出版デザイナーより

こんにちは。今回は、これまでしまうまのフォトブックになかった「PP加工」オプションについてメリット・デメリットなどご案内します。巻きカバーがなくても、表紙へのPP加工でワンランク上の仕上がりに。ぜひこの機会にお試しください!

PP加工の自作は大変!種類ごとの特徴と参考の値段
男性

以前、印刷会社の一番安いプランで作品集を注文したのですが、仕上がりがイマイチで...本屋に並んでいそうな「本らしさ」が出ないのは何故でしょう。

しまうま出版デザイナー

原因はおそらく表紙と中の紙を一緒にして、PP加工などの表面加工も省略することでコストを抑えているからではないでしょうか?
お手持ちの文庫やハードカバーの本を見てみてください。表紙だけがツルツルだったり、特殊な紙や加工がされていませんか?

男性

たしかに!中身の紙と比べて表紙はツヤツヤしていて、しっかりしてます。

しまうま出版デザイナー

予算を抑えつつ「本らしさ」を演出したい場合は、表紙のPP加工が一番手軽でおすすめです!

男性

PP加工というものがあるんですね…正直何の略なのかも分からないので、PP加工のこと詳しく教えてください!

PP加工とは専用フィルムを圧着する加工

PP加工とは「ポリプロピレン(Polypropylene)加工」の略称です。
PP加工は、印刷した紙の表面にポリプロピレンのフィルムを圧着することで、光沢を出したり、耐久性を高めたりできる加工方法です。また、軽微な水濡れに対しての防水効果もあります。事前に紙に印刷したうえで接着剤を塗り、その上から専用のフィルムを圧着させるか、接着剤付きのフィルムを圧着させることで加工を施します。飲食店のメニューなどで利用されているラミネート加工を工業的にしたものと考えてもらえればイメージが近いかもしれません。ポスターや雑誌などにも多く使われている加工です。

PP加工の種類

PP加工には大きく分けてクリアPP加工とマットPP加工の2種類があります。しまうま出版でもそれぞれの加工を行うことが可能です。それぞれどのようなものか確認しましょう。

クリア(グロス)PP

クリアPP加工とは、PP加工の中でも表面をツヤのある手触りに仕上げる手法です。
加工面に光沢が出ることが大きな特徴で、雑誌などによく使われます。印刷した色がより鮮やかに見えやすくなるので、明るい印象の表紙にする際におすすめです。呼び方は会社やサービスによって様々で「光沢加工」「グロスPP加工」などと呼ばれることもあります。PP加工の中では比較的手頃な価格で提供されている事が多いので、迷ったらこちらを利用してみることをおすすめします。

マットPP

マットPP加工とは、マットな質感のフィルムを使用した手法です。
さらりとした肌触りや見た目になるので、落ち着いて上品な印象に見せたいときにおすすめです。
しかしクリアPP加工に比べると強度が劣り、爪でひっかいた場合などにこちらの方が線が残りやすいので注意が必要です。また、クリアPP加工に比べて料金がやや高めに設定されている場合も多いので、利用の際は価格を確認しておきましょう。
(写真左:クリアPP加工、右:マットPP加工)

クリアPP加工とマットPP加工の商品イメージ写真

PP加工のメリット

PP加工のメリットとしては、加工なしの紙と比べて高級感が出たり、水や汚れへの耐性が強くなることが挙げられます。それぞれのポイントについて確認していきましょう。

光沢などで冊子に高級感が出る

PP加工を施すと、普通の紙では出せない手触りや光沢感を出すことができ、高級感のある仕上がりになります。まるで売り物の本のような高級感を演出したいときなどに、PP加工をご利用いただくと効果的です。

紙の耐久性が増し、防水・防汚性が向上する

紙の耐久性が高くなる点もPP加工のメリットです。破れや濡れにある程度強くなるため、見てもらいたい冊子を作るときなど、耐久性の面から考えて必要に応じてPP加工を施しておくと安心です。

PP加工のデメリット

表紙が反り返る場合がある

PP加工は強い力を加えて紙にフィルムを接着するので、時間が経つにつれて、できあがった制作物が反り返ってしまう場合があり、デメリットとなります。基本的には表紙に加工が施される場合が多いので、表紙だけが丸まってしまって冊子としての見た目が悪くなってしまうことがあります。なお、これは不良品ではなく、やむを得ないものとなります。そうなってしまった際には、おもし(重さのある本など)を上に置いて平らにする工夫で反りを軽減できます。

高い料金が発生する場合がある

PP加工の料金は、基本的に注文する冊数が多ければ多いほど1冊あたりの料金が安くなります。多くの印刷所では50冊以下などの少部数を注文する場合、1冊あたりの料金が高くなってしまう傾向があります。特に少部数での利用をご検討の場合はデメリットとなる可能性がありますので、事前に料金をよく確認しておきましょう。

ある印刷会社の価格例(A4サイズ 32ページ 表紙中身カラー 表紙への加工)


冊数 価格例
10冊の場合 ¥11,050(1冊単価¥1,105)
100冊の場合 ¥38,750(1冊単価¥ 387.5)
男性

調べてみるとPP加工って、なんとなく高いイメージ...少部数だと特に割高になってしまうみたいですね...

しまうま出版デザイナー

多くの印刷会社さんでは、少部数だとどうしても割高感が出てしまいますね。
しまうま出版なら1冊から比較的安い価格で利用することができるので、ひとまず試してみたい場合はぜひご利用ください。

しまうま出版なら、1冊からPP加工をお試しできます!

しまうま出版では、オプションとしてPP加工をご選択いただけます。1冊からご注文可能ですので、ぜひお気軽にお試しください!

オプション

クリアPP加工の加工イメージ

PP加工

一冊あたり150円というお手頃価格でPP加工を行えます。
巻きカバーありを選択された場合は巻きカバーに、巻きカバーなしを選択された場合は表紙に加工が施されます。
PP加工を行うことで、発色が鮮やかに見えたり、汚損に多少強くなるなどのメリットがあります。

+150
男性

まずは一冊、試しに注文してみます!

しまうま出版デザイナー

ぜひ、実際に手にとって質感や仕上がりを体感してみてください!

まとめ

PP加工は専用のフィルムを圧着することで、光沢を出したり、耐久性を高めたり、軽微な水濡れに対しての防水効果を上げることができることを紹介しました。
こうしたメリットがある一方で、特に少部数では料金が高くなってしまいやすいことや、どうしても反ってしまう場合があるといった注意すべきポイントについてもご紹介してきました。
しまうま出版では1冊からお手頃な価格でクリア(グロス)とマットのPP加工をご利用いただけます。表紙にPP加工を施すことで、冊子のクオリティがぐっと上がりますので、ぜひ利用してみてくださいね。

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