写真集の作り方3パターン|おしゃれに作るコツや入稿時の注意点を解説
しまうま出版デザイナーより
オリジナルの写真集や、大切な思い出を残すアルバム。せっかく時間や費用をかけて作るなら、自分に合う作り方やサービスを見つけて、納得のいく仕上がりにしましょう。
今回は、写真集の作り方を3パターン紹介します。おしゃれに作るコツや印刷会社に入稿する際の注意点もまとめているので、ぜひ参考にしてください。
写真集の作り方3パターン
写真集の作り方は主に以下の3つのパターンがあります。
- 自作する
- フォトブック作成サービスを使う
- 自費出版をする
それぞれ詳しく紹介しますので、求めている仕上がりをイメージしながら、どの方法を採用するか検討してみてください。
1:自作する
写真集を自作する場合は、以下のツールが最低限必要です。
- パソコン
- 写真編集用のソフト
- プリンター
- 製本道具(接着剤やカッター)
自作する最大のメリットは、好みに合わせて自由に作成できる点です。メッセージを追加したり、マスキングテープなどで装飾し、華やかにすることで、オリジナリティ溢れる写真集が作れます。
友人へのプレゼント用や、自分で思い出を振り返るために作る場合に、自作を選ぶケースが多いでしょう。ただ、手間がかかるうえ、道具を揃えるのに費用がかかって高くつく可能性もあります。本格的な写真集を作りたい場合や、何冊も作成したい場合には向かない方法です。
2:フォトブック作成サービスを使う
フォトブック作成サービスを使うと、パソコンやスマホで気軽に写真集を作成できます。「上質な仕上がりにしてほしい」「費用を抑えて作りたい」など要望に合わせて、サービスを選んでみましょう。
「しまうまプリント」のフォトブックなら、レイアウトや装飾も自由にできるため、簡単にオリジナリティを出せます。アプリからも利用できるので、スマホを使って手軽に注文することも可能です。一番小さい文庫サイズなら198円から注文可能で、フォトブック作成サービスの利用が初めての方も気軽にお試しいただけます。
3:自費出版をする
印刷会社に依頼して、写真を自費出版する方法もあります。この方法であれば、書店で販売されている写真集と同じクオリティのものが完成します。「写真家として活動したい」「自分の魅力を伝えるために写真集を作りたい」といった場合におすすめの方法です。
写真集をおしゃれに作るコツ
おしゃれな写真集に仕上げるには、冊子のスタイルを意識してみたり、写真を厳選したりすると良いでしょう。ここからは、写真集をおしゃれに作るコツを紹介します。こだわりの一冊を完成させたい方は、ぜひ参考にしてみてください。
冊子のスタイルを意識する
おしゃれな写真集に仕上げるには、冊子のスタイルを意識してみてください。綴じ方やカバー、紙の質感、サイズによって写真集の雰囲気は大きく変わります。そのため、理想の仕上がりをイメージしてから、スタイルを決めると良いでしょう。たとえば、高級感のある写真集にしたいなら、中綴じではなく無線綴じを選んだり、カバーを付けたりするのがおすすめです。
全体のテーマを決める
写真集全体のテーマを決めておくことも、おしゃれに仕上げるために重要です。写真やデザインに統一感があると、洗練された印象の写真集に仕上がります。統一感のある写真や素材を選びやすいように、あらかじめ作りたい冊子の方向性は考えておきましょう。
また「お子様の成長日記」や「結婚式」などのテーマを決めておくと、どのような写真や素材、色合いを選ぶべきかがスムーズに決まりやすくなります。
写真を厳選する
おしゃれな写真集に仕上げるには、お気に入りの写真を選ぶことが大切です。事前に決めたテーマに沿って、統一感を意識しながら、本当に入れたいと思う写真を選びましょう。たとえば、写真集のテーマを「シンプル」にするなら、写っている人物や建物、色などの要素が多すぎないものや、余白が十分に取られた写真を選ぶのがおすすめです。手元に写真集や雑誌があれば、参考にしてみるのも良いかもしれません。
レイアウトやフォントにも気を配る
レイアウトやフォントにも気配りできると、さらにイメージに近い写真集に仕上がります。作りたい写真集のイメージにもよりますが、レイアウトは、ページごとにメリハリをつけることを意識してもいいかもしれません。同じレイアウトを繰り返すよりも、ページによって写真の大きさや配置を変えると、動きが出て、見ていて楽しい写真集に仕上げることができます。
フォントを選ぶ際は、写真の雰囲気やテーマに合うものにしましょう。フォントの種類は一つか二つに絞った方が、統一感が出るのでおすすめです。
写真集を作るときの注意点
写真集を作成する際は、見開き部分のレイアウトや写真の解像度に注意が必要です。満足いく仕上がりにするためにも、下記の注意点を押さえておきましょう。
見開き部分のレイアウトに気を付ける
見開き部分やその周辺に写真や文字を配置する際は、完成後に見えづらくならないように配慮する必要があります。冊子の綴じ方や厚みによっては、ページの内側までしっかり開けず、見開き部分が見えにくい場合があるからです。
見やすい写真集を作るためには、ページをまたぐデザインを避けたり、見開き部分に人物や顔がこないように写真を配置したりするのがおすすめです。なお、写真集の根元まで強く開くとページが抜け落ちる可能性があるため、軽く開くだけでも十分に見えやすいようなレイアウトを心がけましょう。
写真の解像度に注意する
解像度は、画像の密度のことであり、「dpi(ドットパーインチ)」や「dpp(ドットパーピクセル)」という単位で表します。解像度が低いほど、写真は粗くなったりぼやけたりします。画像のクオリティが低いとそれだけ写真集の仕上がりにも影響してしまうため、カメラの性能や設定を確認し、写真の解像度が低すぎないか十分注意しましょう。
まとめ
今回は、写真集の作り方を3パターン紹介しました。
友人へのプレゼント用や、自分で思い出を振り返るために作る場合は、自作またはフォトブック作成サービスの利用がおすすめです。「写真家として活動したい」「自分の魅力を伝えるために写真集を作りたい」という方は、自費出版で書店に並ぶ写真集と同じクオリティのものを作成することにチャレンジしてみてもよいかもしれません。
また、おしゃれな写真集に仕上げるためには、事前に冊子のスタイルや全体のテーマを決めることが大切です。ぜひ納得のいく写真集を完成させてください。
商品仕様・価格等は記事公開時点のものです。