自費出版で小説を作る方法|費用の目安や成功例、ポイントを詳しく解説

自費出版で小説を。成功事例なども紹介。
しまうま出版デザイナー

しまうま出版デザイナーより

「小説を出版してみたい!」「自費出版で成功した小説家っているのかな?」とお考えの方へ向けて、自費出版で小説を作る方法を解説します。自費出版をきっかけに小説家として成功した事例や出版する際のポイントも解説するので参考にしてみてください。

自費出版で小説を作る方法|費用の目安や成功例、ポイントを詳しく解説
男性

小説を出版するのが夢で、自費出版してみたいのですが、注意することなどはありますか。

しまうま出版デザイナー

自費出版は費用や出版のポイントを押さえて進めることが大切です。費用や発行部数は出版社によっても大きく異なりますよ。

男性

まずは100部くらいから出版してみたいです。自費出版でどれくらい売れるのかわからないので……。

しまうま出版デザイナー

そうですね。しまうま出版では手軽に一冊から本を作成できます。今回は小説を出版する際の費用目安や、自費出版の成功例を解説するので参考にしてください。

小説を自費出版する際の費用の目安

小説を自費出版する際の費用の目安として、しまうま出版の費用を一例として参考にしてみてください。

仕様 部数 価格
  • A6(文庫)サイズ
  • ソフトカバー
  • 巻きカバーあり
  • 144ページ(最大ページ数)
100部 58,900円(税込)

商品仕様・価格等は記事公開時点のものです。

しまうま出版では四六判の取り扱いがありませんが、コンパクトな文庫サイズの本を作成できます。また、費用は出版社ごとのサービス内容や最低発行部数によって異なるので、検討している出版社の情報を確認しましょう。

一般的な出版社から小説を自費出版する際の流れ

小説の自費出版には、一般的には打ち合わせから納品・流通まで計5つのステップがあります。それぞれの手順を確認して、出版までの流れをイメージしてみましょう。

1:打ち合わせ

まずは、自費出版の業者へ問い合わせて打ち合わせを行います。出版社によっても異なりますが、原稿が仕上がっていない場合でも相談を受け付けているケースがほとんどです。打ち合わせの段階では、出版に向けて以下のような説明があります。


  • 出版の流れや仕組み
  • 制作期間や必要な作業量
  • おおよその費用見積もり


可能なら複数社を比較検討することをおすすめします。また、費用以外にも制作フローやサービス内容に関して不明点があれば、積極的に質問しましょう。

2:契約

原稿の執筆が進み、本の仕様(冊子サイズ、ページ数、部数など)がほぼ確定したら、正式な見積もりを出してもらいます。見積もりや出版プランに納得できた段階で契約に進みます。契約内容はしっかりと確認して不明点を残さないようにしましょう。

費用に関しては契約段階に全額前払い・半額を前金として支払いなど出版社によって異なります。費用の支払いに関してもあらかじめ確認してください。

3:編集・校正

執筆を終えた原稿を提出して、担当の編集者や校正者に確認してもらいます。誤字脱字や表現の変更の提案など、担当者が該当箇所に印をつけ、著者が確認します。このような修正のやりとりは複数回行われますが、出版社やプランによってその回数は異なります。納得のいく原稿を作れるよう担当者と校正を行いましょう。

4:印刷・製本

原稿が仕上がり、ページレイアウトや表紙が完成したらいよいよ印刷・製本に移ります。
出版社によって最低部数が決まっており、冊数によって金額は異なります。大手出版社では300部などある程度の冊数が必要です。

5:納品・流通

印刷・製本が終わったら著者へ本が納品されます。自宅や職場など、指定の場所へ配送されます。書店流通を希望する場合は別途料金がかかるケースがほとんどです。書店流通する場合は、インターネット通販や書店で購入できるようになります。ただし、実際に書店の棚に並べられるかは各書店の判断やサービス内容によって異なります。

小説の自費出版が成功した事例

小説家は出版社から声をかけられて出版する「商業出版」が多いですが、自費出版をきっかけに小説がブレイクしている事例もあります。ここでは、自費出版で成功した小説家を3名ご紹介します。1人ずつ見ていきましょう。

『リアル鬼ごっこ』山田悠介

1人目は『リアル鬼ごっこ』著者の山田悠介さんです。本書は累計200万部のベストセラーとなり、実写版の映画も話題となりました。
出版後に幻冬舎の編集担当者から声がかかり、文庫化や新作の出版が決まったようです。
当時19歳だった山田さんの自費出版には、200万円ほど費用がかかったといわれています。

『佐賀のがばいばあちゃん』島田洋七

2人目は『佐賀のがばいばあちゃん』著者の島田洋七さんです。本作は2006年には映画も公開された人気作品です。島田さんも最初は売れなかったと語っていますが、講演会での販売や地元書店への地道な営業を続けて2万部を販売しました。その後、出版社から声がかかり商業出版を実現しました。

『氷の華』天野節子

最後にご紹介するのは、『氷の華』著者の天野節子さんです。本作は自費出版から数ヶ月の間にドラマ化を打診され、2008年にはテレビ朝日開局50周年スペシャルドラマとして放送されました。『氷の華』は本業があるなか、平日の夜や休日に執筆されていたようです。

小説を自費出版する際のポイント

小説を自費出版する際には出版社選びが大切です。また、編集や校正を自分で行う場合には、レイアウトにも気を配る必要があるでしょう。ここでは、自費出版の際のポイントを解説します。ひとつずつ見ていきましょう。

書籍のサイズによってページ割を調整する

1つ目のポイントは、書籍のサイズによってページ割を調整することです。本のサイズによっては文字が予想以上に小さかったり、行間が狭かったりして読みづらいことがあります。

特に編集や校正が入らない「完全データ入稿」を利用する方は、入稿前に原寸大の原稿を数ページ印刷して確認してみましょう。1冊で収めることが難しい場合は、上下巻にする方法もあります。

出版の目的に応じて出版社を選ぶ

2つ目のポイントは出版の目的に応じて出版社を選ぶことです。人によって、以下のようにさまざまな目的があるかと思います。


  • 仲間内で記念に短編集を作りたい
  • 自費出版で小説家デビューのきっかけを掴みたい
  • Webで書き溜めた小説を一冊の本にまとめたい


たとえば小説家デビューを狙うなら、ある程度の部数や書店流通のサービスが必要です。一方、仲間内で記念に制作するなら少部数のほうが無駄がありません。自費出版を考える際には原稿作成だけでなく、出版の目的を明確にして自分に合う業者を探すことが大切です。

安く小部数で小説を印刷・製本するなら

小説を自費出版したい方の中で「部数は少なくていいので、安くて手軽な出版社を探している」という方は、ぜひしまうま出版の印刷・製本サービスをご検討ください。しまうま出版で小説を出版するメリットは以下のとおりです。


  • 本を1冊から気軽に制作できる
  • A5サイズ、A6サイズなど小説にピッタリなサイズ展開
  • 印刷・製本のみなので、費用が抑えられる


しまうま出版では他社では珍しい「A6(文庫)サイズ」を取り扱っています。コンパクトなので配布する際にも便利です。また、少部数から制作できるので「書店流通は考えておらず、仲間内で制作したい」「特定の人にだけ渡したい」といった目的にもご活用いただけます。

まとめ

今回は小説の自費出版に関して費用や成功事例を解説しました。「小説家として活動したい」「今までの作品を1冊の本にしてみたい」とお考えの方は、自費出版を活用して本格的な書籍を制作するのも良いでしょう。ぜひご自身の目的に合わせて自費出版サービスを活用してみてください。

商品仕様・価格等は記事公開時点のものです。

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