【5ステップ】読まれる社内報の作り方と流れ|よくある疑問点も解説

自分たちでもできる!社内報の作り方
しまうま出版デザイナー

しまうま出版デザイナーより

「初めての社内報担当、何から始めたらいいの?」「読まれる社内報にするためのコツは?」とお悩みの方へ向けて、社内報の制作工程や制作時の疑問点を詳しく解説します。読まれる社内報にするためのコツも併せて紹介するので、ぜひ参考にしてください。

【5ステップ】読まれる社内報の作り方と流れ|よくある疑問点も解説
男性

初めて社内報の担当になりました。ちゃんと制作できるか不安です。

しまうま出版デザイナー

社内報を初めて担当するのは心配ですよね。でも大丈夫です!今は印刷サービスや簡単に使えるツールも多いので、経験がなくても制作できますよ。

男性

せっかく担当するからには、みんなにしっかり読んでもらえる社内報を作りたいです。

しまうま出版デザイナー

わかりました!では、大まかな社内報の作り方や疑問点、読まれる社内報にするコツを紹介しますね。

社内報の目的とは

社内報の主な目的は以下のとおりです。


  • 企業の理念を社員に伝える
  • 社内情報の伝達
  • モチベーションの強化
  • 社員間のコミュニケーション促進


企業の規模が大きくなるほど、経営陣の考えや他部署の活動は伝わりづらくなります。社内報は普段関わりのない部署や社員の情報を得たり、身近な社員とのコミュニケーションのきっかけになったりします。


社内報の作り方5ステップ

社内報の制作は大まかに5ステップに分けられます。それぞれのステップを確認して、実際の編集の流れをイメージしてみましょう。

1:編集方針とスケジュールを決める

まずは編集方針とスケジュールを決めます。具体的には以下のような項目を検討してみてください。


  • 社内報のコンセプト
  • 年間の発行回数(年単位の大まかなスケジュール)
  • ページ数の目安
  • 連載やシーズンごとの企画


先ほど紹介した社内報の目的を踏まえて、自社に適した社内報のコンセプトを考えてみましょう。コンセプトが決まれば企画も考えやすくなります。

社内報の企画には以下のようなものが挙げられます。

  • 経営陣のメッセージ
  • 企業活動の紹介
  • 社員インタビュー
  • 座談会
  • 職場紹介
  • トレンド情報
  • コラム


たとえば環境保全活動など、企業が力を入れている活動を社内報で報告するのもおすすめです。また、トレンド情報やコラムといった少し砕けた内容があっても面白いでしょう。

大まかな編集方針が決まったら、社内報単位で具体的な制作スケジュールを考えます。具体的には原稿の締め切りやチェック、校了の日程などです。この先の制作ステップも参考にしていただき、工程ごとにどれくらいの期間が必要か逆算して日程を組みましょう。

2:取材・素材集め

大まかな日程が決まったら取材や企画に必要な素材を集めます。取材や原稿の材料集めには、社員の協力が不可欠です。快く協力してもらえるよう、しっかりと下準備することが大切です。

たとえば、取材の際には以下のような事前準備をしておきましょう。

  • 日程の調整
  • 事前説明書の送付(取材の趣旨や質問内容をまとめた書面)
  • カメラマンの手配


当日は内容を忘れないように録音やメモをとりながらインタビューを進めます。また、写真撮影は一発勝負です。紙面のレイアウトや「この写真は使わないで欲しい」のような相手方の意向も考慮する必要があるので、複数の画角・枚数を撮影しておきましょう。

職場紹介や経営陣メッセージなどでコメントが必要な場合は、管轄する部署の責任者へ相談し、原稿依頼を送付します。原稿の締切日を設定して忘れず回収するようにしましょう。

3:原稿を作成する

取材やコメントなどの素材が集まったら、原稿を編集します。インタビューをした場合は、まず内容を書き起こして情報を整理します。

次に情報を整理して要点をまとめていきましょう。最初から原稿をページ数や文字数ぴったりに作る必要はありません。大まかな流れを考えたら一旦執筆してしまい、あとで不要な部分を削ぎ落とすと作業を進めやすいです。

執筆が済んだら文章表現や流れに違和感がないか読み直して確認しましょう。インタビューを行った場合、内容が間違っていないか相手にも確認してもらいます。原稿が完成したら、写真やイラストと一緒に紙面にレイアウトしてください。

4:校正

原稿のレイアウトが終わったら、校正作業に移ります。チーム内で原稿の誤字脱字やレイアウトの乱れがないかチェックしてください。

特に人名や企業名などの固有名詞は注意が必要です。以下のポイントを確認してみてください。

  • 漢字やふりがなは合っているか
  • 英語のスペルは合っているか
  • 大文字と小文字を間違っていないか(例:「Youtube」ではなく「YouTube」)


入稿後はミスが見つかっても修正できません。満足のいく仕上がりになるよう、慎重に確認しましょう。

5:入稿後、印刷・製本

最後に入稿し、印刷・製本作業を経て社内報の完成です。発注する冊数や入稿のルールは印刷会社によって異なるので各社のホームページを参照してください。

しまうま出版では、1冊単位で冊数の調整が可能です。「社員数が少ないので少部数がいい」「これから社内報を導入するので、まずはお試しで作りたい」などお考えの方はぜひご活用ください。

社内報作りに関するQ&A

社内報作りに関するよくある疑問をまとめましたので、順番に確認してみましょう。

社内報制作にはどんなソフトを使う?

社内報の制作にはInDesignやCanvaなどのデザインソフトを活用します。InDesignは書籍や雑誌の編集にも使われるような本格的なソフトです。編集の自由度が高いので、文字だけでなく画像やイラストも入れて高度な編集をしたい場合に適しています。

操作や編集の簡単さを求めるならCanvaもいいでしょう。Canvaは無料で利用でき、初心者でもハイクオリティな編集ができます。豊富なテンプレートがあるので、デザインやレイアウトに苦手意識がある方にもおすすめです。

社内報のデザインのポイントは?

社内報のデザインで意識したいポイントは以下の3つです。


  • 文字や写真は目線の流れを意識して配置する
  • 文字の大きさや色で強弱をつける
  • 個性的なフォントや色を使いすぎない


冊子制作の際には、縦書き横書きを考えた上で綴じ方向を決定します。目安としては以下のように考えてみると良いでしょう。


  • 縦書き:右綴じ
  • 横書き:左綴じ


縦書きと横書きが混在する場合は、メインとなる文章が縦書きか横書きかで判断してください。写真や見出しの配置は右綴じなら右から左、左綴じなら左から右のように、視線の流れに沿って行いましょう。

また、文字の大きさやフォント、紙面の色選びでも印象は大きく変わります。見出しはインパクトや視認性が大切なので、文字の大きさや色使いで目立たせます。ただし、特殊なフォントや原色の多用はおすすめしません。統一感が出るように全体のフォントや色数は数種類に絞るといいでしょう。

読まれる社内報を作るコツは?

読まれる社内報を作るには一方的なコンテンツの提供ではなく、社員に親しみを持ってもらえるような工夫が大切です。経営陣のメッセージや事業に関する内容ばかりでは、社員にとって縁遠く感じられてしまい、読まれなくなってしまいます。

たとえば、以下のような企画は親しみを持ってもらえる可能性があるのでおすすめです。

  • 現場の社員を取り上げる企画
  • アンケートや座談会など、社員が参加できる企画
  • 職場紹介や社内の表彰者特集


既存の社内報が読まれずにお悩みの方は、ぜひ上記の内容を取り入れてみてください。親しみを持たれるコンテンツは社員間のコミュニケーション促進にも効果的です。

まとめ

今回は社内報の作り方や制作の疑問、制作のコツを解説しました。初めて社内報を担当すると慣れない作業が多く、社内外との連携も必要で難しい部分があるかもしれません。しかし、この記事でご紹介した内容を参考にすれば、理想に近い社内報を制作できるはずです。

社内報の印刷・製本には「しまうま出版」の無線綴じがおすすめです。しまうま出版なら数冊から高品質な社内報を制作できますので、ぜひご活用ください。


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