漫画を自費出版するメリット・デメリット|出版方法や費用の目安も紹介
しまうま出版デザイナーより
漫画を自費出版する際のメリットやデメリットを知りたい方に向けて、それぞれの項目を詳しく紹介します。出版を成功させるための費用の目安や、制作のコツについてもあわせて解説します。自分で書いた漫画の自費出版を考えている方は、ぜひ最後までご覧ください。
漫画の自費出版には冊子として売る方法や電子書籍にする方法があります。それぞれ詳しく紹介しますね。
ありがとうございます。それと、費用の目安がよくわかりません。本当に自費出版でも良いのでしょうか。
出版にかかるコストや自費出版のメリット・デメリットについてもまとめました。ぜひ参考にしていただければと思います。
漫画を自費出版する方法
漫画を自費出版する際は、紙の書籍か電子書籍のどちらかで出版するのが一般的です。それぞれの特徴について詳しく解説します。
紙の書籍で出版する
1つ目の方法は紙の書籍で出版することです。自費出版サービスを利用すれば、紙でも比較的安価に作れるでしょう。出版社に依頼すると費用が上がりますが、書店への流通ルートがあるため販路の拡大が期待できます。
なるべくコストを抑えたいときには、イベントを利用するのも有効です。コミックマーケットなどを活用すれば、出版社に依頼するほどの金額をかけずに漫画を紙として出すことが可能です。
電子書籍で出版する
もう一つの方法は、漫画を電子書籍として出版する方法です。Amazonが展開している電子書籍サービスのKindleなどを活用すれば、オンラインで漫画を読んでもらえます。
またKindleの他にも、漫画作品を複数のプラットフォームに配信する「ナンバーナイン」というサービスが存在します。「コミックシーモア」や「LINEマンガ」といった、メジャーな電子書籍サービスに作品を載せられることがメリットです。このようなサービスも、紙の書籍とあわせて集客に利用すると良いかもしれません。
漫画を自費出版する際の費用の目安
漫画を自費出版する際は、著者が初期費用を負担する必要があります。具体的には漫画の制作費、編集費、印刷費、販売後の管理費や配送費などです。しまうま出版でA5サイズ、100ページを10部(エコノミー・巻きカバーあり・PP加工あり)印刷する際は8,000円となっております。
記事執筆時点の価格です。正式な価格は、注文画面にてご確認ください。
上記価格にボリュームディスカウント、キャンペーンなどの割引は反映されていません。
上記は印刷をする際の金額なので、出版社と連携して企画や校正、流通などを行う際はさらに料金がかかります。出版社などに全て依頼する場合は数十万円から100万円ほどを見積もっておくと良いでしょう。
漫画を自費出版するメリット
漫画を自費出版するメリットは主に4つあります。ひとつずつ見ていきましょう。
出版社へのアピールに活用できる
1つ目のメリットは出版社へのアピールに活用できることです。自費出版を足がかりにして出版社へ売り込めば、作品が世に出るチャンスをつかめるかもしれません。
ゆくゆくは漫画家として活動していきたいなら、まずは自費出版をきっかけとしてスタートを切るのもひとつの手段です。
多くの人に作品を見てもらうチャンスができる
2つ目のメリットは多くの人に作品を見てもらうチャンスができることです。紙の書籍や電子書籍として漫画を出版すれば、自分の名前や作品の認知拡大につながる可能性が上がります。
また近年は漫画から派生した商品をネット通販で売ったり、SNSで漫画のPRをしたりするなど、多様なアピール方法があります。オンラインのツールを複数活用すれば、漫画以外の販路を増やすこともできるでしょう。
自分好みの作品を作れる
3つ目のメリットは自分好みの作品を作れることです。出版社と一緒に漫画の制作を進める場合、編集者の意見や出版社の意向を反映させなくてはいけません。
たとえば、作家が希望しないのに連載が続くことや、当初の予定からストーリーが変わってしまうこともあるでしょう。自費出版ならこのようなデメリットがないので、著者の好みで自由に漫画制作を進められます。
出版社の都合で連載終了するリスクがない
4つ目のメリットは、出版社の都合で連載終了するリスクがないことです。漫画連載を出版社と続けると、都合によっては連載がなくなることも考えられます。もしくは掲載誌そのものが廃止になるなど、漫画家がコントロールできない部分があることも事実です。
自費出版なら自分で好きなだけ連載を続けられ、終了する期間も自由に決められます。漫画を出版する際に自由度を重視される方にとっては、自費出版は適切な選択肢と言えるでしょう。
漫画を自費出版するデメリット
漫画の自費出版にはデメリットもあります。具体的には出版費用がかかることや、宣伝のツテがないことなどが懸念点です。それぞれの項目について詳しく紹介します。
出版費用は全額自己負担
1つ目のデメリットは出版費用がすべて自己負担になることです、自費出版の場合は主に以下の費用が著者負担になります。
- 企画、構成
- 原稿作成
- 装丁デザイン
- 入稿、印刷
- 販売手数料
- 流通手数料
- 在庫管理
- 消費税
作業を進めるに際して、必要な物品もすべて自分で用意しなくてはいけません。そのため、初期コストがある程度かかってしまう点は覚悟しましょう。
成功している漫画家の中には、これらの費用をクラウドファンディングで賄う方もいます。コストがかけられないときには、協力者を募って漫画家デビューすることもひとつの選択肢として考えてもいいかもしれません。
自分で宣伝する必要がある
2つ目のデメリットは自分で宣伝する必要があることです。書店に書籍を置くためには出版社のルートを経由する必要があり、個人で漫画を売るのは簡単ではないでしょう。
個人の漫画家が作品をアピールするには、SNSなどを活用して発信したり、Webサービスを利用したりするのも手です。自費出版では作品を知ってもらう工夫が必要になることは念頭に置いておきましょう。
自費出版の費用がネックならしまうま出版へ
「自費出版の費用がネックでなかなか踏み切れない……。」こんなお悩みをお持ちの方もいるのではないでしょうか?
初めての1冊や少部数の印刷なら、しまうま出版がおすすめです。まずはお試しで1冊だけ印刷して完成形の質を見ることもできるので、お気軽にご利用ください。
まとめ
今回は漫画を自費出版する際のメリット・デメリットをお伝えしました。漫画の自費出版には初期費用がかかりますが、成功すれば自分の作品が広く世に知られるきっかけとなるかもしれません。
なるべくコストをかけたくない場合は、しまうま出版でお試し印刷をされてみてはいかがでしょうか。1冊からのご注文も可能です。
商品仕様・価格等は記事公開時点のものです。
描き溜めていた漫画を自費出版したいと思っています。良い方法はありますか?