ポートフォリオの製本方法|主な製本の種類とよくある質問に回答

自分の成果をまとめて一冊に。ポートフォリオの製本について説明します!
しまうま出版デザイナー

しまうま出版デザイナーより

しまうま出版のデザイナーが「ポートフォリオの製本方法は?どんな種類があるのかな?」と疑問をお持ちの方に向けて、ポートフォリオの製本方法の種類やおすすめの用紙、よくある質問をまとめました。これからポートフォリオの制作をされる方は、今回の記事をお役立てください。

ポートフォリオの製本方法|主な製本の種類とよくある質問に回答
男性

就活に備えてポートフォリオを制作したいと考えています。製本方法にはいくつかの種類があると聞いたのですが、どんなものがありますか?

しまうま出版デザイナー

ポートフォリオの製本方法は自分で綴じるもの、市販品を使用するもの、業者に依頼するものなど色々な種類があります。

男性

どの製本方法がおすすめでしょうか?

しまうま出版デザイナー

コストやページ数、求めるクオリティによっておすすめの方法は違います。それぞれ詳しく解説しますね。

ポートフォリオとは

ポートフォリオとは、制作物や制作プロセスを一冊にまとめた「作品集」のことです。
たとえば、デザイナーやイラストレーターなど、クリエイティブな仕事をしている人が活用しています。

主に、制作物を載せて実績やスキルを証明するツールとして使われるケースが多いでしょう。営業用の資料や就職活動時の実績証明ツールなど、利用用途は多岐にわたります。

ポートフォリオの作成に用いられる主な製本の種類

ポートフォリオの製本は主に5つの種類があります。ここでは無線綴じ製本、中綴じ製本、リング綴じ製本、上製本、クリアファイルそれぞれについてご紹介します。

無線綴じ製本

無線綴じ製本は、背の部分を接着剤で固定する方法で、しまうま出版も商品に無線綴じを使用しています。
表紙全体でくるむので丈夫な仕上がりになりますが、場合によっては内側まで開きにくい点がネックになるかもしれません。ポートフォリオを作る際には、見開き部分がきちんと見えるかどうかあらかじめチェックすることをおすすめします。

中綴じ製本

印刷した用紙を重ねて、中心の折り目をホチキスで綴じるのが中綴じ製本です。真ん中できっちり綴じることが可能なので、内側までデザインが見やすいという特徴があります。ただし、綴じ部分には針金が入るので、ページ数が多いポートフォリオには向かないでしょう。

リング綴じ製本

リング綴じ製本は、中心に用紙を留めるリングを使用して各ページを綴じる方法です。リング部分は針金やプラスチックの素材を使用します。ページを平らに開けるので、用紙が波打つことなく、作品をフラットに見せられる点が特徴です。
ただし、用紙に穴を開ける必要があるので、作品がきちんと見えるようにサイズや余白に気を付ける必要があります。

上製本

ハードカバーの表紙で本文をくるんで綴じるのが上製本です。ハードカバーの表紙を使用するため、耐久性に優れていて長期保存にも向いています。
製本工程が多いため、制作にあたって他の綴じ方よりもコストがかかる可能性がある点には要注意です。

クリアファイル

ポートフォリオの中には、冊子状のクリアファイルを使って綴じるものもあります。クリアファイルに1枚ずつ用紙を入れるので、用紙を汚すことなく綺麗な状態で見せられるでしょう。ファイルの種類によっては光が反射しやすいので、透明度が高いものを選ぶのがおすすめです。

ポートフォリオの製本方法

ポートフォリオの製本方法にはいくつかの種類があります。各製本方法について解説するので、ご自身に合うものを見つけてみてください。

自分で綴じる

コストを抑えたい方は、自分でポートフォリオを綴じるのがおすすめです。糸で綴じたり、ホッチキスで綴じたりすれば、業者に依頼しなくても製本できるでしょう。
ただし、業者に依頼する場合と比較すると、使う道具や手先の器用さなどによってクオリティに大きく差が出る可能性が高いです。
高品質のポートフォリオを求めるのであれば、業者に依頼するほうがいいでしょう。

市販品を使用する

バインダーやリングファイルなど、市販品を使ってポートフォリオを作ることもできます。文房具屋などで購入できるので、比較的簡単に作ることができるでしょう。
ただし、バインダーやリングファイルは、あらかじめ目安となるページ数が決まっている場合が多いです。
ポートフォリオで紹介したい作品数が多いときや、これから数が増える見込みがある場合、逆にページ数が目安よりも少なめになってしまう場合は、別の製本方法を検討したほうが冊子のバランスを考えるといいでしょう。

業者に依頼する

どのような場面でも使用できる完成度の高いポートフォリオを求めるなら、業者に依頼するのがおすすめです。ポートフォリオの製本を請け負っている業者を探して依頼をすれば、簡単に安定したクオリティのポートフォリオを作れます。

ただし、業者に依頼すると一定のコストがかかります。一度依頼をすると修正しにくいという点も懸念されるので、内容を慎重に検討してから製本を頼みましょう。

しまうま出版でもポートフォリオの製本を承っています。無線綴じ製本による本格的なポートフォリオを制作できますので、業者への依頼を考えている方はぜひ検討してみてください。

ポートフォリオの製本におすすめの用紙

ポートフォリオを制作するなら、用紙も慎重に決めたいポイントです。用紙の性質によって作品の見え方が変わってくるので、それぞれの特徴を知ったうえで適切なものを選びましょう。

コート紙

コート紙は表面をコーティングして、通常よりも光沢感がある用紙のことです。色の再現性に優れているため、フルカラーの作品を見せたいときや写真をメインにしたポートフォリオを制作するときにおすすめです。

マットコート紙

マットコート紙は、光の反射を軽減する加工を施した用紙です。光沢が不要な作品や、落ち着いた見た目の仕上がりを求めるときに向いているでしょう。

マットコート紙は、コート紙と同様に通常の紙と比べると色の再現性が高いです。たくさんの色を使用している作品や、落ち着いた雰囲気を出したい作品におすすめといえます。

上質紙

上質紙は、化学パルプ100%で作られているコーティングがされていない紙を指します。見た目はシンプルで、落ち着いた雰囲気の作品に向いているでしょう。
ポートフォリオに載せる作品の色味が少ないときや、しっかりと文字を読ませたいときには上質紙を選ぶのがおすすめです。

ポートフォリオの製本に関するよくある質問

ここからは、ポートフォリオの製本に関するよくある質問にお答えします。サイズやページ数についてお悩みをお持ちの方は、ぜひご覧ください。

サイズはどのくらいがいい?

ポートフォリオのサイズで一般的なのはA3です。ただし、一概にA3が良いわけではなく、作品の見やすさや、利用するシーンなどを考慮することが大切です。たとえば就活でポートフォリオを使うのなら、他の書類とサイズを合わせやすいA4が望ましいかもしれません。
A3をひとつの基準としつつ、作品の特徴や利用するシーンを考えながら適切なサイズを検討してみてください。

ページ数はどのくらいがいい?

ポートフォリオのページ数は業界や会社によって適切な数が違います。ひとつポイントを挙げるとするなら、相手が全てのページをじっくり見るとは限らないので、見せたい作品を3つほどピックアップするといいでしょう。その他の作品がある場合は、一覧で参考程度に掲載すると見やすさが向上します。

まとめ

ポートフォリオは、ご自身の実績やスキルをアピールする大切な作品集です。相手が見やすいような工夫や、作品の魅力が光るような製本方法を考えて、適切な綴じ方を選びましょう。

しまうま出版では、無線綴じによる本格的なポートフォリオの製本が可能です。簡単な編集画面で初めての方でもクオリティの高いポートフォリオを制作できますので、気になる方はぜひ選択肢のひとつとして検討してみてください。

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